【剣盾シングルS10使用構築】五月カビゴンと愉快な仲間たち【最終101位/2071】
初めましての方は初めまして。さとぅーと申す者です。
新シーズンになり環境が変わり難しいシーズンでしたがそこそこの結果は出せたので記事に残そうと思います。
※PCで記述したため、スマホの方には少し見づらくなっています。
【使用構築】
【結果】
メイン:TNさとぅー 最終2011/216位
サブ:TN中野五月 最終2071/101位
【コンセプト】
・初手ダイマで荒らして裏の受けポケor襷で詰める
【構築経緯】
ポケモン界隈において私の数少ない友人である、なお太郎さん(Twitter→伊藤 (@naotaro_taro) | Twitter)から、固まっていない環境において初手ダイマ+受けで、ある程度機械的に戦えるのが強いのではないかということで一緒に構築を練っていった。
(構築を練っていく過程で数多くのポケモンを使っていましたが、今回は最終の6体のみを記述します)
1.
環境の頂点に君臨しているパッチラゴンを初手ダイマックス枠として採用。状態異常をもらって行動を停止させたくないためラムの実、火力補強のためにけたぐりを採用。
2.
環境にフェアリーと水の通りが良く、増加していたモロバレルにも不利を取らないサイキネを搭載した奇襲性の高いスカーフアシレーヌを第2のダイマックス枠として採用。
3.
上記2体ではナットレイが厳しく感じられた。そこで、現環境において襷が主流となり炎打点を警戒されることが少なく感じたので炎のパンチを搭載した珠ホルードを第3のダイマックス枠として採用。
4.
初手ダイマ構築には必要不可欠の襷枠として、現環境に非常に技の通りが良くストッパー性能が高い水ウーラオスを採用。また、アシレーヌのダイストリームとのシナジーがあって強力だった。
5. ➡
当初は環境の特殊ポケモンの受けをほぼ一任できるハピナスを採用していたが受け2体がモロバレル、PT全体としてキュウコンやバイバニラなどに弱く、不利なサイクルに陥りやすかった。そこでモロバレルの胞子やキュウコン等の技をしのげ、有利に立ち回っていける”身代わり”を搭載したカビゴンをハピナスの代わりとして採用。
6.
パッチラゴン、ホルード、水ウーラオスなどの環境上位のポケモンを受けれて、特殊にも抗えるミラーコートを搭載した物理受けポケモンとして輝石サニーゴを採用。
以上の6匹でパーティーが完成。
構築名は全くかっこいいの思いつかなかったから置きにいった。センスが欲しい。
【個体紹介】
パッチラゴン@ラムの実
特性:張り切り
性格:意地っ張り
実数値:165‐167(252)-111(4)-×-90-127(252)
技構成:電撃嘴/逆鱗/けたぐり/燕返し
A:特化
S:準速(初手パッチミラーがほとんどなかったため)
初手ダイマ枠①。現環境のトップメタであり、ほとんどのポケモンが受け出すことが不可能なくらい火力お化け。
自分自身、火炎放射は中途半端な火力であり使うことがあまりなかったので自分が使い慣れているけたぐりに変更した。相手目線からはけたぐりはそこまで考慮されないためゲームプランを崩す手段として有効だった。現環境で物理のみを考えるのなら一番受けが適しているサイドンもダイマ無しでは受けることが出来ない。
この構築のエースかのような顔をしているが、実際には現環境ではすでにメタがびっしり張られていて、よほど刺さっている構築以外には出さなかった。それでも、相手の選出を嫌でも歪ませ、「初手ダイマは裏が分からない状態だから弱い」という条件を少しだが緩和してくれているように感じた。最強の見せポケ。
(例:初手水ウーラオス→裏に電気の一貫切れるホルード→サニーゴ重すぎるから瞑想アシレ?)
パーティー単位で重いゲンガーの鬼火や催眠に屈しないようにラム持たせたのにこご風撃つな。大人しく催眠だけしとけ。
なんだかんだ毎シーズン構築に入ってくる。電撃嘴を撃つ時は必ず五等分の花嫁展でもらった五月の色紙にお祈りすることで対策としていた。
選出率5位(体感)
アシレーヌ@拘りスカーフ
特性:激流
性格:臆病
実数値:155-×-94-178(252)-137(4)-123(252)
技構成:ハイドロカノン/ムーンフォース/サイコキネシス/エナジーボール
C:ぶっぱ
S:最速(最速ゲンガー抜きぐらいまでで止めてもよかったかもしれない)
初手ダイマ枠②。基本的に相手は遅いことを前提として立ち回ってくれるので意表を突きやすく、蜻蛉返りで逃げようとする鉢巻ウーラオスを上からシバきまくった。ダイマックスが切れた後でも優秀で、一度裏に引き、最後に相手に見えない勝ち筋として残しておけるのがマジで強かった。あとは今シーズンの初手ダイマのテンプレともいわれている「ダイマエース+スカーフ+襷」の一角にもなり、ダイマ無しでの運用もできるのが偉い。
技構成としては、環境に通りが良く最高打点となるハイドロカノンとムーンフォース、モロバレルを誘って倒すサイコキネシスまでは確定。あと一枠は泡沫かエナジーボールか滅びの歌かで迷ったが、全体的に重いガマゲロゲに対して強い草打点を採用した。さすがに終盤ともなるとモロバレルもサイキネを警戒してくるので、あえてモロバレルに死に出しして対面ダイフェアリーで後出しパッチを何度か狩った。
パッチラゴンやウーラオス対面は弱点保険の可能性や相手が突っ張ってくるのか否かでとても難しかった。最終日はたまたま噛み合って勝てていたが。
この構築のエースで、ナットやハピラキがいない構築にはほとんど初手投げして相手を奇襲しまくった。こいつがいなければ今期の結果は無かったって言っていい。
選出率1位
ホルード@命の珠
特性:力持ち
性格:陽気
実数値:161(4)-108(252)-97-×-97-143(252)
A:ぶっぱ
S:最速 (準速ホルードが体感多かったため)
(DLポリZ意識で余りをDに振ってもいいのかもしれない)
初手ダイマ枠③。このパーティー唯一の炎打点で、ナット入りにはできる限り投げるようにしていた。新環境では襷が一番メジャーな持ち物として浸透しており、襷想定で動いてくる相手も多かったため奇襲性能は悪くなかった。火力が非常に高く、パッチラゴンより早い電気タイプという点が非常に偉かったが、どうしても相手のウーラオスにおびえてしまい選出することは少なかった。
あんまり出してないから語ることがない。あえて語るとすればビジュアルがすこじゃないので相手しててこいつにとどめ刺されるくらいなら自分から降参してやるわって強く思った。
強いて言うなら電気の一貫消せるのが偉かった。
選出率6位
ウーラオス@気合の襷
特性:不可視の拳
性格:陽気
実数値:175-182(252)-121(4)-×-80-163(252)
A:ぶっぱ
S:最速
襷枠。初手ダイマで荒らした後の詰め筋として非常に優秀だった。ホルードやドサイなどといったパッチラゴンを見たら出てくる相手に対して無類の強さを誇る。また、襷枠なのにたまにダイマを切って詰めていくこともあった。
襷なのにカウンターを入れていないため、相手のパッチを切り返すのは厳しいがそれ以上に、相手が勝手にカウンター警戒してダイバーンから入ってきたり、雷パンチを無警戒なことが多く、寧ろカウンターがあることで欲張ってしまう性格なので正解だった。
めんどくさくてスープ飲ませずに巨大個体で使ってたら相手がダイウォールしてきて勝ったのでよくわからん。
こいつも出てからずっとパーティーにいる。今期も最高のポケモン。
選出率2位
カビゴン@食べ残し
(NN:なかのいつき)
特性:厚い脂肪
性格:腕白
実数値:257(172)-130-128(252)-×-140(80)-51(4)
技構成:空元気/地割れ/欠伸/♰身代わり♰
H:16n+1
B:特化
D:余り
S:ミラー意識4振り
受け枠①。当初はハピナスで相手の特殊ポケモンをいなしていたが、それ以上に、こちらの裏では相手のウーラオスやモロバレル、サニーゴ、ハピナス、構築全体でキュウコンやバイバニラの零度持ちが辛かったので、最終日の明け方1時から急ピッチで実践投入された。
注目すべきポイントはやはり身代わりで、相手のモロバレルの胞子を透かしたり、キュウコン対面で身代わりを残しつつ欠伸展開をすることで一撃技におびえる必要もなく壁ターンを稼ぐことが出来た。他にも、ウーラオスが後投げされやすいので身代わりを置くことで安全に欠伸が出来たり、眠るのを嫌ってダイマしてくるのが見え見えな相手に対して身代わり連打でターンを枯らすことが出来たりなどなど優秀な技だった。
最終戦のvsバンビーさん戦では相手のモロバレルの胞子を透かして地割れで倒して勝った。カビゴンがお好きな方なのでどんな反応をしていたのか気になるところ。
最終日にいきなり入ってきたため調整はかなり適当なのでまだまだ改良の余地がありそう。
余談ではあるが、この個体は本構築の提案者であるなお太郎さんから頂いた個体で、NNは『なかのいつき』。自分の中では五月カビゴンと呼んで可愛がっていた。
地割れ当てたのは確率通りで30%くらいなので怒らないでください。こいつがいなければこの結果はなかっただろうPart2。
(追記)
Sに44振で無振りドヒドイデが抜けるのでそっちの方がいいかも。てかそっちの方が100%強い。
選出率4位
サニーゴ@進化の輝石
特性:呪われボディ
性格:図太い
実数値:167(252)-×-167(252)-85-121(4)-50
HB:特化
受け枠②。これまでは相手にしてて不快というか面白くないポケモンだなと思っていたが、いざ使ってみると物理相手の詰ませ性能が高すぎて手放せないポケモンになった。このポケモンもパッチラゴンと同様、相手の選出誘導力が凄まじかった。初手ダイマでサニーゴの苦手なポケモンを無理やり倒して、残りの物理ポケモンを積ませて勝つということがしばしば。
ミラーコートの箇所だけステルスロックか呪いにすることも考えたが、ミラーコートがあることによってポリゴンZがいても選出が出来る口実となるから正解だったかなと。実際にミラーコート撃ったのは3回くらいだと思う。
耐久あるように思われて、相手の珠ダイマックス技に対しては後投げが出来ないのでポリゴン2使ってるダメージ感覚と似ていた。
ラス1悪ウーラオス対面で負けたなと思ってたらミリ耐えして特性発動して勝つって展開も結構あった。呪われボディに関しては発動率60%くらいはある。
選出率3位
【選出】
刺さってるダイマエースと襷と受け1匹づつ。
1番多かったのは、
他にも、
のダイマ+襷+スカーフの並びで選出することもしばしば。
バレルとかサニーゴ、キュウコンなどがいるときはカビゴン投げてた。
【きついポケモン】
・悪ウーラオス
裏のカビとサニーゴが受からない。アシレーヌで倒すことしか考えてなかった。それか呪われボディワンチャン。
ハピナス抜いたから誰も受からん。ダイアタック読みでサニーゴ投げたらアークされるし、アーク読み突っ張りしたらアタックされるしで訳分からん。
大体アシレーヌと対面するけど、こっちは相手が舐めてダイマしてこない前提で動いてるから無理。一回だけ弱保警戒してサニーゴ後投げしたら珠で崩壊した。
特殊ならカビで何とかなるけど物理で剣舞されたらオワオワリ。
・ガラルマタドガス
特性消されるからアシレーヌくらいしか強くないし、タイプ上後出しが出来ない。その上、ハピナスと同居していることが多々あったから余計に厳しかった。また毒々や毒びしがあるから受けポケが死ぬ。
・挑発アーマーガア
裏の2匹が即死。
【最後に】
惜しくも最終2桁には届かず、また目標としている2100には大きな壁があることを痛感しました。それでも、最終日の23時に初めて2000に到達した割には悪くない最終結果だと思います。
また、今回初めて人と構築を練り合うということをしましたが自分では出てこないような発想を教わったり、教わること以上に教えることで咀嚼できることもあると実感しました。
来期は大学が始まり、さらに月末には予定が入ってしまっているということで恐らく本気ではできないと思われます。10月23日にはいよいよ冠の雪原が解禁されるということで、10月はまったりとポケモンを楽しむとします。
稚拙な文章でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
【Special Thanks】
・構築原案をくれた なお太郎さん
・DMで相談に乗ってくれた なお太郎さん
・NNなかのいつき のカビゴンをくれた なお太郎さん
・応援してくださった方々
・ここまで読んでくださった方々
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