五月の思い出

気持ち、晴れ。

【剣盾S30】龍舞Wキュレム軸【最終46位】

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初めましての方は初めまして。佐藤と申す者です。

この度は久しぶりに最終2桁前半という成績を収めることができたので記事にしようと思います。

 

【結果】

tn:ごぶんのいち 最終46位/レート2014

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【使用構築】

【構築経緯】

1.

前期最終1位であったシグマさんの記事の「ザシアンに弱いとされる禁止伝説でザシアンを倒すことができれば相手のプランを壊せるのではないか」という思考に感銘を受けた。そしてそれを実現できるポケモンとして龍舞Wキュレムを軸に据えた。

 

(参考記事)※ご本人様より掲載許可をいただいております。

shigumaaa.hatenablog.com

 

2.

キュレムが龍舞をしないと話が始まらず、現環境においてキュレムがそう簡単に龍舞を積む隙がほとんど無かった。また個人的に起点作成として壁を貼って1匹を失う、という戦術は弱いと考えているため露骨な壁展開はナシ。では現環境でキュレムが圧倒的に有利とされる対面であれば、相手に交代を強要させられるので積むことが出来るのではないかと考えた。そんな限られた中でも唯一積めることが出来る対面は、ヌオー、HBサンダー、HBランド、カバラグ、トリトドンガマゲロゲなどである。その多くを誘うことができ、かつ非ダイマで強いポケモンとしてザシアンを採用。

 

以下からは各禁伝に対して強い枠を考える。

上記2体の補完枠に求めるのは

①環境に多いザシアン(組み合わせが豊富すぎるため取り巻きは考えない)

黒バドレックス

カイオーガ

ゼルネゼクロムなどの積みエース

さらにこの枠には、軸が圧倒的にザシアンに弱いWキュレムであるため、ザシアンと対面した際に行動保証がないポケモン(ラッキー、バンギラスなど)だと一方的に後手に回ってしまうため、少なくとも1回は何かしら行動できるポケモンを選択した。

 

3.   

①のザシアン対策。キュレムがザシアンと対面してしまった際の引き先になり、かつ静電気による麻痺でキュレムが龍舞をしなくても良い展開も作ることが出来るHBサンダーを採用。

 

4. 

②の黒バド対策。バンギやラッキーなどは上で述べた行動保証がないポケモンに相当するので除外。そこで当てはまったのはチョッキガオガエンであった。

 

5. 

③のカイオーガ対策。この枠にはザシオーガ相手に欠伸でテンポを取りつつキュレムの起点作成をできるトリトドンを採用。

 

6. 

④のその他枠。無難な切り返しとしてメタモンを採用。前期の構築記事を読んでタスキで使いたくなった。

 

以上の6匹で構築が完成。

 

【個体解説】

Wキュレム@命の珠

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<ダメージ計算>

(ダイアイス)

DM 無振りイベルタルに104.7%~124.1%

DM H252サンダーに114.7%~135.2%

H252 ゼルネアスに90.9%~107.7%(霰込みで81.2%の乱数1発)

 

(ダイアース)

オーガの潮吹き耐え調整のザシアンに103.0%~121.6%

H252日食ネクロズマに88.7%~105.3%

 

(ダイドラグーン)

<+1>

H252カイオーガに94.6%~111.5%

H4B252ハピナスに95.7%~112.9%

H252ホウオウに92.0%~108.4%

<+2>

H4B252ラッキーに94.7%~112.0%

 

当初はHを10n-1にしてたり、Sを少し削って耐久に回していたが、一ミリも生きる機会がなかったので極振りにしてみた。特に弊害もなく、おそらくSが高いことで恩恵を受けていた場面もあったはず。

上でも述べたように、このポケモンの動かし方としては

1.ザシアンで有利対面を作る

2.ヌオーやサンダーを引きずり出す

3.相手の再生のタイミングで着地

4.龍舞→相手はザシアン交代

5.ダイアースでワンパン 

という流れまでがお決まりである。また逆鱗を採用しているおかげで特殊受けのハピラキに強いのもgood。

C種族値170を特化させて珠を持たせたら火力がとんでもないことになる。詳しくはダメージ計算を見てほしい。

S+1状態でも最速ザシアンと同速であるが、現環境においての最速ザシアンの個体数、またもし相手が最速であっても50%で勝てるということでそこまで気にする点ではないと思い割り切って使用した。Cに補正をかけないと火力が足りない場面もあったので正解だったと思う。

シーズンの終盤にバンビーが動画のネタにしていたことをきっかけに前期からすでにこのポケモンを考えた人がいたということを知った。起源主張できず残念。バンビーが動画化したことで「まずい!ザシアン交代に合わせて龍舞をしたタイミングでダイアースがバレるから透かされる!」と危惧していたが、実際は龍舞をしたキュレムの前では全てのザシアンが突っ込んできたためセーフだった。

伝説はありとあらゆる数値が高いので色々な型を考えることができて楽しいですね。

 

ザシアン@朽ちた剣

 

ザシアン枠。上でも述べたようにキュレムの餌であるヌオーやサンダーを引きずり出す。さることながら単体性能が恐ろしく高く、入れ得であるように感じた。

調整に関しては見えなSラインのチキンレースに乗って下手に耐久か火力を損なうのであれば、Sラインは抜かれているものだと割り切って使うべきだと感じたためHAとなっている。ザシアン対面も巨獣斬+電光石火で落とせることがあったりしたのでまずまず。

技構成はじゃれつくを撃ちたい相手の多く(サンダー、ヌオー、ラグ、トドン)がキュレムの起点にできるので必要ないと思い、ホウオウなどに強くなるワイルドボルトとした。

やっぱり強かったが構築の性質上ザシアンを釣りの餌として使うことが多かったのは反省。やはり安定性には欠ける。(1回だけザシアンゼルネ対面ジオコンされた)

 

ガオガエン@突撃チョッキ

 

黒バド対策。けどステロめっちゃ痛いし、ザシアンのインファでよく死ぬ。またダイマを切って強い型ではあるが、先行で切っていくのはSの遅さから弱く、相手との撃ち合いに特化した型であるということを意識しなければいけない。

襷ランド始動のバドザシに対して、初手ガエンの蜻蛉からザシアン着地。というムーブをよくしていた。けどこの並び匿名性高すぎて何回も珠とか鉢巻ランドに殺されてた。

あと構築で意味が分からないくらいにネクロズマが重いので無理やりこいつで見ていた。火力がない型なら勝てるが珠とか弱保には簡単に負けるため勝率は約20%と驚異の数値を叩き出した。

普通にポリ2の方がバドやネクロにも強く出れるしよかったと思います。

 

サンダー@ゴツゴツメット

 

主にザシアンに対して投げる。ただ結局ガチャなのは変わりないので堪えるを入れて分の良いガチャにしようとした。アッキを使っていた時に以前ほど強みを感じたなかったので削り性能を上げれるゴツメにしたが、正直あまり活きた感じはしなかったのでこの枠ももっと他に検討の余地がある。珠エスバも死ぬほど重いのでHBランドとかにすべきだったなー、と思いながらも試す時間がなかった。

 

トリトドン@食べ残し

 

オーガ絡み対策。主に投げる構築はザシオーガであって、トドン+キュレムでザシオーガにはほとんど負けることがなかった。欠伸と残飯の相性があまりにも良すぎて、相手に寝かせるかこっちが回復していくかのこっちの有利な2択を押し付けていけるのはこのポケモンの強みであると感じた。正直ザシキュレム以外の3体はしっくり来ていなかったがこの枠はしっかりハマっていたと思う。

 

メタモン@気合の襷

 

諸々の切り返しとして入れたが、だいたい空回りしていた。同速50%は大体勝てないのですべきではないと感じる。終盤大増殖していたバドザシに対しても結局投げることがなく、せいぜい見せ合い画面で相手の思考を歪ませることしかできていなかった。また逆にメタモンがいるせいでこっちの思考もバグる(初手ザシアン!?メタモンで終わってるから裏にサンダーおるやろ〜、サンダーまでケアしたプレイングするで〜→実際はバンギバド)ことが多かったので相手依存で弱い。

もっとうまく使いこなせれば変わっていたのかもしれないが、この枠ももっと他を検討するべきであった。特に重すぎるネクロズマやエースバーンに明確なメタを割くべきであった。

 

【重いポケモン

ネクロズマ

勝てません。なぜザシキュレムを使うのに対策しようとしなかったのか。トドンかガエンで頑張るか、強引にメタモンで切り返すしか勝ち目がない。

・エースバーン

誰も受かりません。負けです。

 

【選出】

vsザシオーガ(有利)

@1( or or  )

トドンの欠伸で対面操作してキュレムで舞って勝ち。

 

vsバドザシ(微妙)

@1(or )

ガエンのHP管理が必要。ガエンでダイマを切って撃ち合っていくのがセオリーだと思うが、それで全然勝てなかったので途中からキュレムで舞う場所をどうにか作って薙ぎ倒す、というゲームプランを取っていた。プレイング依存なので勝率はトントン。

 

VSイベザシ(有利)

相手のザシアンにはサンダーを投げて麻痺らせるか、最悪ゴツメで削ってザシアン圏内に入れる。相手にHBサンダーがいる場合はザシアンで誘ってキュレムで舞って勝ち。

 

VSホウオウダイナ(微妙)

ザシアンとトドンでいい感じに荒らしたのちにキュレムで舞う場所を作る。

 

VSネクロ(超絶不利)

@1

天変地異が起きない限り勝てない。最後の方にトドンを投げてネクロを流すという立ち回りに気づいた。けどラムで何回も死んだ。

 

【最後に】

最終日は1000位スタートでしたがなんとか2桁前半まで追い込めて良かったなと感じます。一方で1ROMしかない、2000に乗せるのが遅すぎる(最終日8:45)、構築に不安要素が多すぎるが他を試す時間も余裕もなかったりと準備不足を露呈してしまい、インフレの波にはついていけませんでした。特に構築面なんかはやってることがあまりにも一発芸だったので寧ろよく勝てたな、といった思いです。この環境でこれ以上やっていけるのか不安でしかないですが、9世代が来るまでに1回は最終1桁を取りたいと考えているのでもう少し、頑張ります。

 

稚拙な文章でしたが、ここまで閲覧してくださりありがとうございました。

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